余っているiMacを譲ろうと整理してた。HDは大きな容量食ってるものから削除ひとつひとつしようかと見てたら「OPERAハノーファー」が3ギガくらい食っている。これは捨てるかとチェックしたらヤバい。ちゃんとライブしているのだ。見入ってしまった。そのハノーファーのライブハウスはスタッフが優秀で何もお願いしていないのにゴジラの刺青をしたスタッフ(彫ってあった文字はゴヅラだったが)が好意でライブの翌日には編集までして渡してくれた唯一のライブ記録ビデオだ。TVで使うというのでデータ変換して保存してあった。 見ればOPERAの頃はほとんど生演奏にシーケンサーとか同期させてる時代だったので海外のときはDATに基本を入れてその上に演奏をその場で重ねている。
この頃は壊れない頑丈で小さなアナログ
ンセを2台と運べればボコーダーなどのエフェクターを担いでライブしてた。あとはその場にあるピアノをメインにしてた。旅の途中でハノンを弾いてた記憶がある。もちろん全曲オリジナルだ。改めて見るとほんとナミさんの歌と女優っぷりが凄いの一言である。歌手って凄い。ふと、このままメジャーとか行かずにどさ回りして今に至ったらどうなったのかなあとか想像した。自分の思うままひたすら続けるってどういう事なのかとか実はよくわからない。epicと契約したときはこのままじゃ売れないのでクラシックを奇抜にアレンジしてくれと。そもそも私は大学は作曲出てるものの中学2年生頃までろくにピアノも弾いた事ないくらいのクラシック素人だったのでこの有名曲をアレンジしてみてといわれてもその曲をほとんど知らない。かなり苦労した。メインのメロがどれだかわからないレベルだった。その段階でかなり挫折感を味わった。さらに踊りも頑張れ的な時代でボックスステップを屋上で練習した。もう完全に挫折しそうだった。その頃書上だけじゃろくにアレンジできないだろうからと助っ人にきてくれ出会ったM井のすばらしいハウスアレンジにやはり業界すげーな私やばいなあと完全に間違った世界に踏み込んだと認識したものだ。そうしてなんとか頑張ってきた途中でCMや映画やいろいろやってきたわけだが、ちゃんとMIDIやオーディオを扱えてる感もなくいつも心で「すいませんいいかげんで、そのうち勉強して立派になりますのでお許しを」的初心者な気分を引きずっていた。ほんと出会う人出会う人みな素晴らしく圧倒的な技術を持っているので何か自分は大きな選択間違いをしてしまったのでは?と日々思いながら気付いたら何十年もたってしまった。今もまだその途中だ。なので昨日見た「OPERAハノーファー」は生き生きと「これから何かしていこう」感があって羨ましいかぎりだった。しかしこれが自分のやりたかったことか?と言われるとまた違う。おそらくナミさんのやりたい事を具現化してったのであろう。
さて、一昨日届いた新しいシリコンM1のMacは爆速でOPERAやってたDAT時代とは比べ物にならない。譲ろうとしてるiMACが壊れてるんじゃ?くらい遅く感じる。ほんの半年なのに。こうやって世の中目まぐるしく進んでいるようだが、まだ自分のやりたい事がわからないまま「すいません初心者で」な気分で続けていくんだなあと。
いや、、 実はあまり時が流れたのがわからないし本当に経ったのか?と不思議になるぞ、と。
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